CSRアジアサミット2017:500人超のソートリーダーと企業幹部がバンコクに集結




9月26~27日にバンコクで開催されたCSRアジアサミット2017には、500人を超えるソートリーダーと企業幹部が集い、喫緊の課題への対策を練り、最新動向についての議論からチャンスを探り、アジアにおける持続可能な解決策を模索した。

持続可能なビジネスの将来性に焦点を当てたサミットでは、重要課題について率直に語り、対話を生み出すことを目指した。厳しい経済状況や予断を許さない世界情勢、悪化し続ける環境、広がる社会の分断、さらに急速に変化する技術など、世界が直面している変化を中心に議論が展開した。企業の存続は、これらのリスクに適応できるか否かにかかっている点が強調された。

2日間の会議には、アジア地域での持続可能性を推し進める立役者を含む80人以上がスピーカーとして登壇した。基調講演には国連社会的インパクト基金(UNSIF))のトップを務めるDavid Galipeau氏を迎え、ビジネスのあらゆる局面に社会的価値を統合するには、従来のCSRからメトリクス主導型CSRであるCSP(企業の社会的実績)にシフトする意義について知見を共有した。さらに社会的リーダーシップ機関の代表Martin Tan氏は、将来的にビジネスが生き残るヒントを企業に示した。この中には社会革新をイノベーションとして捉えるのではなく解決策への糸口と位置づけ、利己心ではなく共通の利益に根差した協働態勢で解決策を探ることが含まれている。

CSRアジアを創設し、会長を務めるリチャード・ウェルフォード博士は「将来の見通しが不透明である現在、企業側は持続可能な開発に関連する課題へ貢献していく必要性を認識し始めている。グローバル課題に関与し、コアのビジネス活動に沿って開発への貢献を図ることが有効である。CSRアジアサミットのようなイベントは、企業が参画に乗り出し、協働と共創を推し進め、将来的な生き残りを図る契機となっている」と述べた。

世界30カ国から500人を超える参加者を迎え、それぞれが4つのテーマに沿う22の分科会に参加した。

さまざまなセクターから多様なステークホルダーが参加した。

来年のCSRアジアサミット2018の開催場所については、近日中に発表予定。

執筆:ヘレナ・デイ